園芸福祉 花の取り組み報告会&講演会

平成1934日(13:0016:30

場所:紀南ひかり園(三重県熊野市有馬町4520-329

園芸療法士の養成から始まった三重県の園芸福祉推進事業も5年目となり、1つの区切りを迎えました。

これを機会に、園芸療法士および園芸療法・園芸福祉の実践家達の活動発表を行うとともに、園芸好きの人が集まり、この地域においての園芸への取り組みがより活発になることを願って、今回の報告会&講演会が開催されました。

会場の紀南ひかり園には、約100名の参加者の方が、今日の講演を楽しみに集まりました。
芝崎裕也氏 くまの園芸福祉倶楽部会長 芝崎 裕也氏より開会の挨拶がおこなわれ、来賓の三重県議会議員 萩野虔一氏より祝辞をいただき始まりました。
櫻井ゆきみ氏 報告会の最初は、熊野農林商工環境事務所 園芸療法士 櫻井ゆきみ氏より「園芸療法士の取り組み」と題して今まで行ってきた活動の報告がおこなわれました。園芸療法を通じて関わりを持ってきた紀南地域での活動、活動から得られた成果、そして活動を通じて芽生えた想いなどを発表しました。
畠 美奈氏 次ぎに尾呂志リハビリ診療所作業療法士 畠 美奈氏より「尾呂志リハビリ診療所の園芸療法」と題して、園芸療法をおこなってきた現場からの報告がおこなわれました。園芸の作業用に工夫された道具の紹介やレイズドベッドの花壇での作業内容、そして参加した高齢者の方々や作業所職員の感想など、現場ならではの意見を知ることができました。
紀南ひかり園と御浜天地農場の取り組み 紀南ひかり園生活支援員 岩本 陽介氏(写真左)、御浜天地農場長 山本 章彦氏による「紀南ひかり園と御浜天地農場の取り組み」と題して、障害者の方々と一緒に行っている園芸福祉についての報告がおこなわれました。大企業のない紀南地域での主幹産業である農業への障害者雇用から、障害者の方々の自立していく方向を探っていく中で、創意工夫された取り組みが紹介され、来場者の方々の共感を得ました。
集まった参加者の方々 報告会の最後は、グリーンアドバイザー 南 佳壽氏による「花づくり実践講座の取り組み」について、金山町に作ったナイトガーデンでの報告が行われました。会場に集まった参加者の方々。終始熱心に聞き入り、園芸への関心の高さが伺えました。
苔玉づくり 報告会が終わり、休憩時間は「体験コーナー」による芝坊主づくり、苔玉づくり、菜花摘みがおこなわれました。
写真は苔玉づくりをおこなう参加者の方々。
芝坊主づくり こちらの写真は、芝坊主づくりの方々。顔のパーツ作りで笑いが絶えず、みなさん楽しそうに制作していました。
園芸を楽しむ秘策 後半の講演会は「園芸を楽しむ秘策」と題して、園芸研究家の小笠原 誓氏、園芸研究家の草間 祐輔氏による講演がおこなわれました。
園芸研究家の小笠原誓氏 園芸研究家の小笠原 誓氏からは、NHK趣味の園芸での裏話から始まり、めずらしい草花の紹介から、日本の各地域で残っている素晴らしい品種について話されたあと、熊野の花を作り上げていきませんか、という提案がされました。
園芸研究家の草間祐輔氏 園芸研究家の草間 祐輔氏からは、病害虫への対策の仕方を詳しく教えていただきました。花づくりの心得に参加者のみなさんは聞き入りました。
その後、お二人で楽しいトークが続き、時間はあっという間に過ぎて行きました。
倉本健二氏 閉会式
くまの園芸福祉倶楽部副会長の倉本 健二氏より挨拶があり、貴重なお話しを楽しく聞けた報告会。講演会が終了しました。

前のページへ戻る

トップページへ戻る