「オープンガーデン熊野」とは
イギリスやニュージーランドには丹精こめて作り上げた個人のプライベートガーデン
を開放して見学させてくれる習慣があります。
国内でも最近あちらこちらで、見受けられるようになってきました。
熊野市は平成11年10月から市の花いっぱい運動の一環で、花の栽培講座が開講されました。私はその講座の講師を担当させてもらっていました。そこで、前々から熊野でもオープンガーデンが出来ればいいなと思っていたので、ちょうどいい機会だと思い、講座の1期生OB,2期生の方を中心に声をかけさせてもらいました。平成13年のゴールデンウイークの時期に9軒でオープンガーデン熊野が始まりました。
平成14年には20軒、そして19年には29軒の方が参加しています。
オープンガーデンは、ガーデニングの入門者やベテランの方にとっても、お互いに、手本や参考にする絶好の機会となっています。また、花づくりの仲間の輪を広げるためにも大いに役立っているとも思います。まだ、色々課題もありますが、ガーデニング愛好者がふえて、交流の輪が広がればと思っています。
オープンガーデンは、ガーデニング愛好者にとっては、花づくりのコツはもちろん、友人をつくる願ってもないチャンスです。お互いの情報交換、苦労話で盛り上がります。たくさんの庭や花づくりをみることは刺激になるとともにガーデニング上達の最良の方法の一つです。
熊野古道が世界遺産になり、訪れる人も多くなっていますので、その方々の一人でも多くに、花も楽しんでもらえたらと思っています。平成16年から、熊野簡易保険センターでもバスを出してオープンガーデンを回っていただいたりしています。宿泊される方に少しでも花に親しみ楽しんでいただければと思います。
どなたでもオープンガーデンに参加していただきたいと思っています。一鉢でも自慢の花があれば、是非参加して欲しいと思います。どんな狭い庭でも見て、触れて楽しむことが出来、自分のライフスタイルにあった花づくりをするにはどうしたらいいのか答が見つかるかもしれません。園芸や庭づくりが好きなら、自分の庭をオープンにする楽しみを知らないのは大変もったいないと思います。他人の感激が喜びにかわり、接待の気持ちが人の心をオープンにするといわれています。環境に優しいオープンガーデンになっていけばいいと思っています。
一人でも多くの人が園芸に親しんでいただけたらと思います。
by GA K.J