ゴールドクレスト
特 徴  ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑低木。日本各地や東アジアに自生している、丈夫で育て易い多年草です。夏に白い花を咲かせ、秋〜冬にかけて赤い実を付けます。 常緑広葉樹林域の森林に生育する常緑小低木で,樹高は10cmから20cmほどです。地下茎でふえるためにかなり広い面積で群生しています。地上茎はほとんど枝分かれしないようです。
 ヤブコウジはあまりその姿を変えません。そのわけは,照葉樹林の下で生きる植物だからです。 照葉樹林は高木から低木まで,常緑の木ばかりの林です。 暗い林の下のほうでは,茎を伸ばして少しぐらい高い位置に葉をつけても光条件は大して改善されません。 それを悟っているかのように,ヤブコウジは上にはほとんど茎を伸ばしません。その代わり,地面に水平に這わせた茎をきわめてゆっくりと成長させながら,さし込む光が少しでも多い場所を探しているようです。
 暗い場所で生きるヤブコウジの葉の寿命は相当長く,少なくとも数年間は同じ葉をつけ続けます。また、実らせた果実も,鳥などの種子散布者が見つけてくれるまで,できるだけ長くつけています。  
置き場所  半日陰〜日陰でよく育ち、日当たりでは葉焼けをすることがあります。寒さに強いが、直射日光に当たらない場所で管理する。4月〜10月までは50%〜70%の遮光をし、11月〜2月は直射光が当たるのを好む朝夕の1〜2時間は年間を通じて直射光に当ててやると斑色が冴えて、より美しくなる。
水やり  乾燥を嫌うため、乾いたら水やりをする。
肥 料  3月頃、1000倍に薄めた液体肥料を施す。5月と9〜10月の間、月1回程度油粕や骨本の置き肥を月1回。生育期間中は1〜2ヶ月毎に菜種粕の玉肥等を置肥する。冬期の休眠中は不要。

刈り込みと植え替え

 植付け適期は34月です。丈夫で用土を選ばないので鹿沼土と軽石粒の混合土、又は赤玉土と腐葉土、又は各種の砂やバーク等の混用や水苔の運用でも良く出来る。3年もすると伸びすぎて姿が乱れるので、根元から5〜6cmのところで刈り込んでやると脇芽を吹いて形が良くなる。時期は春が最良でその時に用土を新しく植え替えてやると元気になる。そのとき根も半分位に切り詰めてやる。
苗からの育て方

 寒冷地では少し防寒する方がよい。繁殖は挿し木または種まき。

 挿し木は5中旬〜6月下旬、株分けは地下茎を切って行なう。実生で行なう場合は、取りまきか、春まき。

 花期 7〜8月  果期 10〜11月

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