特 徴 |
ダチュラはチョウセンアサガオと木立チョウセンアサガオの2タイプに分けることができます。花はラッパ型でよい香りがし、色はクリーム、オレンジ、紫色などで真夏に一時休みますが、7月から9月にかけて次々に花を咲かせます。チョウセンアサガオは一年草として扱われ、小型の花が上向きに咲きます。(属名ダチュラ)木立チョウセンアサガオは常緑性の低木で、大型の花が下向きに咲きます。(属名ブルグマンシア) |
購入時の株の選び方 |
葉色がよく、下葉が黄ばんでいないもので、茎が太く、根の張りがよくぐらついていないものを選びます。また、葉は肉厚で固めのもので、クロや茶色の斑点のないものを選びましょう。 |
置き場所 |
日当りがよく雨の当たらない場所で育てます。日照不足になると花が咲きにくくなり、虫も付きやすくなります。熱帯・亜熱帯地域原産のものが多く、寒さに弱いので、霜の降りる時期は室内に置き、霜が降りなくなったら戸外で育てます。木立チョウセンアサガオの耐寒性温度は0℃、チョウセンアサガオの耐寒性温度は5℃です。 |
水やり |
生育が旺盛で水をたくさん吸うため、新芽の出る4月〜10月までは毎朝たっぷりと与えます。夏季は夕方も与えしおれないように管理します。冬は根腐れを起こさないように控えめにします。 |
肥 料 | 液肥を与える場合は、週1回規程倍率に薄めて水やりがわりに施します。冬と真夏は根腐れの原因となりますので、ほどこさないようにします。 |
刈り込みと植え替え |
植付けは5〜6月が適期です。水はけがよく肥沃な用土を好みます。普通の草花を育てるときよりも有機質用土を多めにブレンドします。生育が旺盛なので、小さな苗であっても大きな鉢に植えます。開花後は、咲き終わったはや花や黄ばんだ葉を取り除き、病気にかからないようにします。また、勢いよく伸びてきた枝を切り詰めて、樹形がくずれないようにします。10月頃室内に持ち込むときに強く切り詰めると、場所をあまりとりません。 |
苗からの育て方 |
木立チョウセンアサガオは挿し木でふやせます。5〜6月または8〜9月に若い枝を20cmくらい葉を2〜3枚つけて切り取り、コップなどに入れて3〜4時間吸水させます。葉が大きい場合は、葉を半分くらいの大きさに切り取ります。鉢などに赤玉土や鹿沼土の小粒を入れ、十分湿らせてから挿します。チョウセンアサガオは種まき、挿し木でふやすことができます。挿し木したものは、冬の寒さに弱いので室内などで管理します。 |