特 徴 | メキシコ原産の夏花壇に欠かせないキク科ダリア属の球根植物です。改良がたいへんに進んでおり、花色は赤、桃、紫、青、黄、白などに複色まで、花径は数10cmに及ぶ巨大輪から小輪まで、花形はポンポン咲き、デコラティブ咲き、アネモネ咲きなど多彩です。鉢花には矮性で小輪の品種を用いますが、最近は実生系の品種が主流になっています。なお、大きな鉢を使えばほとんどの品種が鉢植えできます。 |
購入時の株の選び方 |
よくしまった草姿のよい株を選びます。球根を購入する場合は、小さくてかまいませんが、必ず芽の着いているものを選びます。 |
置き場所 | 日当たりのよい戸外で管理します。ただし、冬は球根を室内で管理します。 |
水やり | 鉢の表土が乾けば十分に与えます。 |
肥 料 | 緩効性肥料を2〜3ヶ月に1回程度与えます。 |
刈り込みと植え替え |
咲き終わった花は、早めに摘み取ります。花が終われば、地際から三節付近で切り戻し、この腋芽に2番花を咲かせます。2番花も終われば腋芽の基部一節を残して切り戻します。このように切り戻しを続ければ秋まで花を楽しむことができます。 最初の霜が降りて地上部が枯れた11月ごろに球根を掘り上げ、土をよく落として、球根を数時間乾かします。株ごとポリ袋に入れ、さらにダンボール箱に入れて室内の凍らない場所で春まで貯蔵します。 |
苗からの育て方 |
ふやすのは球根の分割です。ただし、実生系は種まきです。たねまきの適期は4〜6月です。平鉢にまいて、たねが隠れる程度にうすく覆土し、鉢底から吸水させて、発芽まで新聞紙をかけます。球根は必ず芽を付けて分割します。 たねまき後、本葉が2〜3枚になれば5号鉢に移植します。花壇に植える場合は、2〜3号ポットでしばらく育ててからにします。用土は排水のよいものが適します。たねまき後約60日で開花します。球根は芽の部分を鉢の中央にして、深さ3cm程度に植えます。 |