特 徴 |
世界に約300種あり、日本にもカワラナデシコやハマナデシコなどが自生しています。普通ダイアンサスと呼ばれるものは、主に中国原産のセキチクやヨーロッパ原産のビジョナデシコとその交配種をいいます。耐寒性があり、非常に育てやすい花です。4月には花が咲き、株が花で埋まる姿は大変美しいものです。わい性の品種は花壇やコンテナに、また背の高くなる品種は切り花にと目的にあわせて品種選びができます。「テルスター」など四季咲き性の品種も有り、夏や秋にも花が楽しめます。 |
購入時の株の選び方 | 株の張りがよく、花蕾数の多いよくしまった生育をし、葉色がよい株を選びます。 |
置き場所 |
苗は春と秋に出回りますが、いずれも日当たりと水はけのよい用土を好みます。鉢植えは水はけのよい土に植え、日当たりのよい場所に置きます。 秋に地植えする場合は、用土の2〜3割を目安に有機質用土を入れるとともに、苦土石灰などで土壌改良します。水はけの悪いところは、パーライト、日向土などを混ぜたり、高畝にしたりして改善します。 高温多湿を嫌うので、風通しをよくするようにします。とくに梅雨時は蒸れないようにすることが大切です。 |
水やり | 過湿に注意する以外は、特に問題はありません。土が乾いてからたっぷり与えます。 |
肥 料 | 春や秋の生長期に、規定倍率に薄めた液体肥料を1〜2週間に1回施します。元肥として緩効性肥料を施します。 |
刈り込みと植え替え |
花が終わったら、株を半分程度刈り込んだり、込み合ったところを透かしたりします。 |
苗からの育て方 | 苗でしか入手出来ない品種もありますが、種からも比較的容易に育てられます。一番育てやすい種まきの適期は、9月中旬〜10月ころです。雨のかからない場所で、清潔な用土を使って、箱か育苗用に売られているトレイにまきます。本葉2〜3枚くらいで3号ポリポットに移植します。挿し木したものは、約1ヶ月後に3号鉢上げポリポットへ鉢上げします。根が回ればいずれも一回り大きな鉢か花壇に定植します。 |