ゴールドクレスト
特 徴

 スターチスはドライフラワーにもなる花で、多くの種類がありますが、鉢花で出回っているのは主にペレジーとシヌアータです。ペレジーはカナリア諸島原産の多年草で、花は紫色、四季咲き性です。シヌアータは地中海沿岸原産の多年草ですが、園芸上では秋まき1年草に扱います。花は5〜6月に開花します。

購入時の株の選び方

 茎が太く短く、よくしまった生育をし、葉色がよく、花蕾数の多い株を選びます。

置き場所  日当たりと風通しのよい場所に置くのが基本です。花壇植えで育てることもできますが長雨に弱く、雨に当たると病気にかかりやすいので、できれば雨の当たらない場所で鉢植えにして育てます。鑑賞時は室内で十分です。夏はやや半日陰の涼しい場所に置きます。冬は0℃以上で越冬しますが、5℃程度を保てる日当たりのよい場所に置けば無難です。宿根性のもので花壇植えにしている場合は、地面にマルチを行って霜に当たらないように保護します。夏も気温が上がり過ぎないように地面を保護します。
水やり

 鉢土の表面が乾いたら与えます。やりすぎると茎が伸びてしまいます。蕾が付いてからは特に、過湿にしないように乾かし気味にして茎のしっかりした丈夫な株になるように心がけましょう。

肥 料   植え付ける際に、緩効性肥料を土に混ぜておき、追肥として、規定倍率の2に薄めた液肥を3〜6月に月1〜2回与えます。特に、チッソ分の多い肥料を与えると葉ばかり茂って花付きが悪くなり、茎が伸びて倒れやすくなってしまいます。肥料の与えすぎに注意します。
植え替え  ペレージの植え替えは9月下旬〜10月中旬または3月が適期です。移植を嫌う植物なので、鉢土はくずさずに1回り大きな鉢に植え替えます。用土は赤玉土5、有機質用土4、パーライト1の混合土です。
苗からの育て方  ペレージは多年草ですが、株分けはできません。いずれもふやすのは種子まきです。適期は9〜10月です。ただし、ペレージは春まきもできます。種子には殻がついているため吸水が悪いので、よくもんで殻をとってからまきます。覆土は種子が隠れる程度とし、十分に水をやり、発芽まで乾かさないように管理します。本葉2〜3枚になれば2号ポットに移植し、さらに根が回れば土はくずさないで4号鉢に鉢上げします。用土は植え替え時と同じです。なお、営利生産では組織培養苗が使われます。

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