特 徴 | 秋まきの一年草タイプと春まきの多年生タイプとがあります。葉に強心成分を含んでいるので、昔から薬用に栽培されてきましたが、花も美しいので、園芸種としても品種改良がなされてきました。鐘型の花が長い穂状に咲きます。花弁の内側に斑点が見られるのがこの花のもう一つの特徴です。花色は、白、桃、薄紫等があります。 |
購入時の株の選び方 | 間延びしていない、がっしりした苗を選びます。 |
置き場所 | 半日陰でも生育しますが、日当たりと水はけのよい乾燥した場所が最適です。暑さにやや弱いので暖地では、午後は日陰になるところに植えた方がよいと思います。 水はけが悪いと根腐れを起こすことがあります。 |
水やり | 土の表面が乾いたら与えますが、鉢植えの場合、開花している時など生育が旺盛な時には水切れに注意します。水をやりすぎると根ぐされをおこしやすい。冬の時期はあまり水を必要としないためにさらに回数を少なくします。 |
肥 料 |
元肥として1u当たり化成肥料を50gほど施します。3月に追肥として化成肥料を30g与えます。追肥は、規程倍率に薄めた液肥を月に1度施します。植え付ける際にゆっくりと効き目がでる肥料を土に混ぜ込んでおけば追肥は特に必要ありませんが、葉の色が薄くなったり生育が悪いようなときは液体肥料を適宜与えるようにします。特に生育が悪いようでなければ肥料は与えないようにしましょう。 |
植え替え |
1年目に大株に育てておくと翌年立派な花が咲きます。咲き終わったら実をつけないよう早めに切り取ります。そうすると二番花を楽しむことができます。 水はけがよく有機質に富んだ土を好みます。鉢植えの場合は赤玉土(小粒)4:有機質用土3:パーライト3の割合で混ぜた土を使用します。 多年生で鉢植えのものは鉢の中が根でいっぱいになったら植え替えます。比較的大株になっても根付きやすく移植のしやすい植物です。植え替えの適期は5〜7月頃です。 |
苗からの育て方 | 繁殖は種まきで、一年生タイプは9月に、その他は5〜6月にまきます。暑さにやや弱いので、育苗時はやや日陰にします。 暖地の場合、5〜6月中にタネを播き、本葉2〜3枚の頃ポットに移植し、9月中旬に定植します。タネは好光性なので、覆土は種が隠れる程度にします。 今年播いてみましたが、よく発芽し、大量の苗ができます。暖地の場合でも、午後日陰になり、風通しのよい涼しいところで管理すれば十分に夏を乗り越えられます。耐暑性はやや弱いですが、耐寒性は強いです。 |