特 徴 |
多年草です。低く芝生のように地面を覆い、乾燥にも強いことから、傾斜地などのグラウンドカバーとして用いられます。暑さ寒さに強く、丈夫な植物ですが、半日陰や水はけの悪い所では花が咲かなくなるので、注意しましょう。 |
購入時の株の選び方 |
花が株全体をきれいに覆っている株を選びます。 |
置き場所 | 日当たりのよい戸外が適しますが、観賞時は明るい室内でも差し支えありません。寒さに非常に強い植物ですが、半日以上日が当たる、とにかく日当たりが良く水はけの良い所でないと花を咲かせません。戸外の日当たりのよいところに放任するくらいの管理のほうが、かえってよいものです。水はけのよい用土にさえ植えてあれば、雨が多く続いても、安心でしょう。酸性土壌は植え付け前に、苦土石灰で中和しておきます。踏まれると枯れるので、人が入らない場所に植える。 |
水やり |
鉢植えでは表土が乾いたら水を与えます。乾燥には強いのですが、過湿は根腐れを起こします。 |
肥 料 | ほとんど要りません。花の咲く前に化成肥料を1uあたり20gほど施すこともできます。 |
刈り込みと植え替え |
株が古くなったら、株分けか、さし芽をして、新しくつくりなおす必要があります。植え替えは、9〜10月あるいは3〜4月に植え付けます。株を堀り上げて、ばらばらにほぐし、根のついている部分を適当に分けます。そして、根のついているものを集めて植えなおします。植え付け場所は、日当たりと水はけのよい場所を選びます。 梅雨時に枯れ込むことがあるので、新芽が伸びた頃に刈り込み、風通しをよくして蒸れを防ぎます。株が古くなれば、株分けを兼ねて植え替えします。 |
苗からの育て方 |
殖やすのは株分けか挿し木です。株分けは花が終わった5〜6月が適期ですが秋にも行えます。地面についた茎から根を出しているので、これを適当にばらして、数本まとめて植えつけます。挿し木の適期は4〜5月です。葉のついている元気な先端の部分を5〜10cmで切り、挿します。十分に水をやり、半日陰で管理します。 群植する場合は、1平方メートル当たり25株とすることが多いようですが、完成を急がず、除草などの管理を怠らなければ16株でも問題はありません。 |