ゴールドクレスト
特 徴

 ジンチョウゲ科の耐寒性常緑樹で、香りのよい花として有名なジンチョウゲです。中国からは室町時代に日本に入ったものとされています。雌雄異株で、日本に導入されたものはすべて雄木で、実をつけることはありません。 しかしたまに赤い実をつけるものがあるそうです。果実は有毒で球形の液果をつけ7月ごろ赤く熟します。それは、この木はもともと両性花だったものが単性花へと分化したのですが、中には分化が不完全なものがあり、そのような株が結実することがあると言う説と、明治以降に導入された数少ない雌株が結実しているとする説があります。花の色の基本花は赤(花弁ではなくガク)で外側が赤紫色で、花が開くと内面は白色です。そのほか、白花や斑入り葉などの園芸種があります。

購入時の株の選び方  樹高50cm以下の若木の根元がしっかりした株で、葉が肉厚で光沢が在る、緑色のものを選びます。
置き場所  乾いた寒風が当たらない、排水のよい土壌と日当たり(ただし、強すぎる日光を嫌う、半日陰でもよい)を好み大きくなると自然に樹形が球型に整います。大きくなってからの移植は嫌いますのでよく考えてから植える場所を決めましょう。
水やり  植付け後1週間くらいは毎日与えます。それ以後は、土の表面が白く乾いたら与えます。
肥 料  1〜2月と9月に、緩効性化成肥料を半握りづつ株元に与えます。冬に、完熟堆肥や腐葉土を株元に施します。
刈り込みと植え替え 移植を嫌いますので、定植や植替えは小株のうちに行います。大きな株になると移植は難しく、うまく根付かずに枯れてしまうことがあります。剪定時期は花の終わった後(45)で、咲き終わった花の根元から花がらを切り取ってください。その他、形を整えるために不要な枝を切り取るのもこの時期で大丈夫です。飛び出した枝を整形程度にしてください。剪定が過ぎると病気のリスクもあります。7月に来年の花芽が分化しますので、それ以降は剪定しないようにしてください。また、強い剪定は枯れの原因になりますので、弱剪定としてください。
苗からの育て方

挿木でふやすことができます。花後すぐに花がらを摘み取り、枝を69cmに切って挿木をするか、6月に、その年に伸びた枝を1015cmの長さに切り取り、葉の数を3分の1に減らして、挿し穂の基部をナイフで切り返します。56号鉢に赤玉土を入れ、挿し穂の長さの2分の1を挿し木し、たっぷりと水を与えます。鉢の周囲に短い支柱を立て、ビニール袋で鉢ごとおおいます。直射日光の当たらないところに置いて乾かさないように週1回くらい鉢底から十分水を吸わせます。2ヶ月程で根が出てきたら、ビニール袋を取り除きます。その後も乾燥に注意し、冬は霜よけをしてそのまま冬越しさせ、4月頃に植え替えます。

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