特 徴 |
半低木状に育つタイプと横にはうように伸びるタイプがあります。枝や葉には特異な香りがあります。乾燥に良く耐え、四季咲き性のため、日当たりさえよければ年中咲きます。花色は、赤、白、ピンク、紫、橙など豊富です。一重のほかに八重咲きもあります。最近は、従来の栄養系だけでなく、実生系品種の改良も進み、耐暑性も強くなり、品種も豊富になっています。 |
購入時の株の選び方 |
葉数が多く、よくしまった生育をして、花蕾の多い株を選びます。下葉が黄色く変色しているものは避けます。 |
置き場所 |
鉢植えで観賞するときは明るい室内で問題ありません。しかし、陽光を好むので戸外が最適です。真夏は強光を避けて半日陰に置きます。冬は10℃以上あれば咲き続けるので、室内の窓辺が適しますが、越冬だけなら0℃でも耐えられます。 |
水やり |
鉢植えの場合、表土が乾いたら水を与えます。やや乾燥気味を好み、多すぎると根腐れを起こします。 |
肥 料 |
春から秋まで規定倍率に薄めた液肥を月1〜2回与えます。肥料はやりすぎないようにしよう。たくさん与えると葉だけに栄養がいきます。 |
刈り込みと植え替え |
開花盛期が過ぎれば枝先を3分の1ほど切り詰めて、株を再生させます。真夏は弱って開花数が減りますから、この作業は8月ごろが適期となります。秋には再びよい花が咲きます。越冬株は3月ごろ、半分ほどの高さに切りつめ、古い枝や弱い枝は切り捨てます。5月には新芽の先に花が咲きます。 挿し木後、約1か月で4号鉢に植え替えます。伸び始めたら摘心して枝を殖やします。開花し始めれば花壇に植えるのもよいでしょう。越冬株は3〜4月ごろ一回り大きな鉢に植え替えます。 花壇への植え付けは、4〜6月に植え付けます。 |
苗からの育て方 |
ふやすのは挿し木か種まきです。ただし、種まきは実生(種子繁殖)系品種だけです。ほとんどが一代交配種ですから、種子は購入します。4月にまけば秋には十分に開花します。挿し木は全ての品種でできます。適期は4〜6月で、茎の先端を3枚程度の葉を付けて切り取り、下の葉を1枚落として挿します。 鹿沼土は排水・通気・保水性はいいのですが強い酸性ですので、ゼラニュウムを育てるには不向きです。 梅雨の前頃がさし木にもっとも適した時期です。この時期に枝を折って突きさしただけでも、 根づきます。さし終わったものは、発根するまで、直接雨のかからない、目陰の所へ置き、 乾かさぬように気をつけます。わき芽は3本ぐらいださせて挿し木を仕立てるのがよいでしょう。発芽後は葉と葉がふれあう程度に間引きします。 |