特 徴 |
サルビアというと真夏の空の下燃えるような赤色の花を咲かせるスプレンデンス種を想像しますが、ファリナセアは対照的に青色系の涼しげな花を咲かせる品種です。小さな花が穂状に開花する姿は、「ラベンダー」を思わせます。その青い花から「ブルーサルビア」といいますが、現在は、白花や2色咲きのバイカラーの品種もあります。暑さに強く、真夏でもよく花を咲かせ、霜の降りるまでの長い間咲き続けます。花壇や大きな鉢に植えて楽しみたい花です。 |
購入時の株の選び方 | 葉色が濃く、下葉が黄化していない、茎が太く充実しているもので、本葉が6〜8枚の苗を選びます。また、葉や茎にダニやアブラムシなど害虫がついていないもの、葉に黒や茶色の斑点のないものを選びます。 |
置き場所 | 日当たりを好みます。暖かいところでは、越冬は可能ですが、鉢物は霜をよけた方がよいでしょう。 |
水やり | 夏期は土が乾きやすいので水やりに注意します。乾燥しすぎると花や蕾が落ちてしまいます。 |
肥 料 | 花壇植えでは、水はけのよいところを選び、元肥として1u当り60~70gの化成肥料と1sの完熟堆肥を施用し深く耕し、30pほどの株間で植え付けます。鉢やプランター栽培では肥料が切れやすくなるので、育苗時同様、植物の状態を見ながら定期的に追肥を与えます。4月から10月の生育中は規定倍率に薄めた液肥を月に1〜2回与えるといいでしょう。 |
刈り込みと植え替え |
鉢植えの場合、鉢がいっぱいになったら、一回り大きな鉢に、3月頃植え替えます。花が終わったら花柄は摘み取ります。草姿が乱れてきたら刈り込みます。咲き終わった花穂は切り戻します。 挿し木でもふやすことができます。適期は5月です。 |
苗からの育て方 | 種の発芽適温は20℃前後です。種まきは気温の上昇し始める葉桜のころから行うのが一般的です。箱など用い消毒済の土を使うか、種まき専用の用土等に粗くばらまきし、バーミキュライトで覆土します。種まき後、気温の低い時は、暖かいところで発芽させてください。過湿には注意し、苗と苗が触れ合うようになる前で、本葉3枚ころになったら、7.5pほどのポットに移植します。用土は赤玉土6、有機質用土4をよく混ぜ合わせた肥沃で水はけのよい配合土を用いるのが理想です。 |