特 徴 |
鉢いっぱいに咲く鮮やかな花が好まれる冬春の鉢花です。原産地のカナリア諸島では宿根草ですが、日本では夏越しが難しいので1年草として取り扱います。温室植物ですが、低温には比較的強いので、家庭でも十分に育てることができます。 |
購入時の株の選び方 | 葉の緑色が濃くて、花や蕾がたくさんついている株を選びます。軟弱で葉が黄色っぽいもの、病害虫のついているものは避けます。 |
置き場所 | 日当たりのよい窓辺に置きます。生育の適温は10℃ぐらいですが、5℃くらいまでは耐えます。暖地では戸外でも越冬しますが、霜に当れば、葉は黒変し、回復しません。 |
水やり |
水が多いと根腐れを起こすので、土の表面が乾いてから与えます。葉が大きいので、水切れは厳禁です。また、花や葉に水をかけたり、雨に当てたりしないようにします。 |
肥 料 |
開花株は月1回の割合で、規定倍率に薄めた液肥を与えます。越冬中は、開花していなければ、施肥をしなくてもよい。 |
刈り込みと植え替え | 花が咲き終ったら、花茎の蕾のないところまで切り戻し、一回り大きな鉢に植え替えます。用土は赤玉土5、有機質用土3、パーライト2の混合土です。2ヶ月ほど後にもう1度花を楽しむことができます。 |
苗からの育て方 |
種子でふやします。適期は8〜9月です。バーミキュライトを浅鉢に入れ、種子をうすくまきます。覆土はせずに鉢底から十分に水を吸わせた後、日陰の涼しい場所に置きます。30日ほどして本葉2〜3枚になれば6pのポリポットに移植します。さらに30日後の根が回ったころに4号鉢に植え替えます。いずれも用土は植え替え時と同じです。鉢底に緩効性肥料を少量入れておき、蕾が出始めるまでは規定倍率に薄めた液肥を月2〜3回与えます。大株にしたい時は種子まきを早くします。10℃程度の低温に約6週間あわないと花芽ができないので、寒さに弱いからといって、あまり過保護にすると花が咲かなくなります。また、開花中、高温にあうと、すぐに花が終わってしまいます。15℃が適温です。 |