ゴールドクレスト
特 徴

 一年草の「傘葉ルピナス」「黄花ルピナス」「ミナレットルピナス」と多年草(日本では二年草扱い)の「ラッセルルピナス」があります。より豪華で見栄えがするのは「ラッセルルピナス」の方で、花穂が40から60cmにも達することもある大型の草花です。ミナレットルピナスもラッセルルピナスと同じ様な雄大な花をつけますが生長が早く、1年で花をつけます。原産地では多年草として扱いますが、夏の暑さに弱く、日本の夏の暑さで枯れてしまうことが多いため、日本では一年草ないし二年草扱いされています。高地のような冷涼な気候の場所では日本でも夏を越して毎年花を付けます。草丈は大型のもので120cm、小型のものなら40cmほどになります。花色は、紫、青、ピンク、赤、オレンジと豊富です。タネで育てるのが一般的です。

購入時の株の選び方  苗は、中心の芽の部分が大きく、株元がぐらついていないものを選びます。
置き場所

 日当たりのよい場所を好みますが、ある程度の日陰でも耐えられます。冬の寒さには強く−5℃くらいまで大丈夫ですが、凍らせると弱るので冬の水やりは午前中におこないましょう。逆に夏の暑さには弱く、25℃を超すと生長が止まります。特に苗の状態で夏越しする場合は、なるべく風通しのよい涼しい場所で管理するようにしましょう。

水やり  過湿にすると根ぐされをおこしやすいので、乾燥気味に管理します。土の表面が完全に乾いてから水をやるようにします。冬は生長が鈍り水の要求量も少ないために、土の表面が乾いてから1から2日くらいあけてから水をやるようにします。
肥 料

 肥料は、タネをまくときに土にあらかじめ混ぜておき、茎が元気よく伸びる4月頃にも効き目がゆっくりと現れる固形の肥料を与えましょう。マメ科の植物全般にいえることなのですが、肥料は窒素分の少ないものを選んで与えるようにしましょう。

刈り込みと植え替え

 1シーズンで花を2回楽しむためには、一番花の付けた花穂を満開がすぎて少し枯れてきた頃に切り取ってしまい、ワキの芽を育ててやると、小振りになる傾向がありますが、しっかりと花を付けます。枯れてしまった花をそのままにしておくと、二番花を楽しめないこともあるので注意しましょう。

苗からの育て方

 タネは粒が大きくまきやすいのが特徴。まく時期は秋9から10月頃にまきます。また、根が太く枝分かれが少ない直根性のため、移植には不向きです。庭や鉢に直接タネをまきます。少し多めにまいて、よいものだけを残して間引いていきながら育てます
 タネは皮が非常に固いので、一晩水につけて柔らかくしてからまきましょう。タネは「ミナレットルピナス」が秋にまくと翌春には咲くので育てやすくおすすめです。

 用土は、水はけのよい土で、赤玉土6:有機質用土3:パーライト1の混合土でよいでしょう。 鹿沼土やピートモスは特に酸性の強い用土なので使用しないこと。また、庭に直まきする場合は、石灰をタネをまく2週間前くらいに混ぜ込んで置いて中和した方がよいでしょう。

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