特 徴 | タネの色が黒いので、「クロタネソウ」と呼ばれる1年草です。繊細で細長い葉がつき、花は糸状の葉のようなものにくるまれるようにして咲きます。花びらに見える部分は、「がく」が色づいたもので花の本体は退化して目立ちません。(英名ラブインアミスト「霧の中の恋人」)花の咲いたあとには果実が大きくふくらんでその中にはごまのようなタネがたくさん入っています。ドライフラワーとしても利用することができます。 |
置き場所 | 日当たりを好むので、よく日光に当てます。暑さに弱いので本格的な夏が来る前に自然に枯れます。耐寒性は強いので、特に防寒する必要はありませんが、霜柱でまだ小さな苗が持ち上げられないように寒冷地では、地面に敷きわらなどの防寒対策が必要です。 |
水やり |
土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしますが、過湿にすると根ぐされを起こして枯れるので注意します。 |
肥 料 |
植え付ける際に土の中にあらかじめゆっくり効くタイプの肥料を元肥として入れておきます。花壇植えの場合も鉢植えの場合も同じです。追肥として生長が始まり花が咲くまでの間、液体肥料を2週間に1度の割合で与えますが、与えすぎると軟弱な株になってしまうので、与えすぎに注意します。 |
苗からの育て方 |
タネまきは、タネの発芽する温度が秋まきの植物にしては低めなので、9月下旬から10月中旬にまきます。タネが発芽するのに、光が当たらないことが条件です。また、植え替えを嫌いますので、できるだけ鉢や花壇に直接まくようにし、発芽後はしっかり日光に当てます。ビニールポットにまいてある程度大きくなったら鉢土をくずさないように慎重に植え替える方法もあります。 用土は、水はけのよい土を好み、酸性の土を嫌います。鉢植えにする場合は赤玉土6:有機質用土3:川砂1の割合で混ぜた土を使用します。地植えにする場合は、タネをまく2週間くらい前に石灰を混ぜておき、中和するようにします。 |