特 徴 |
ネメシアは一年で枯れてしまうタイプ(一年草)のものと毎年花が咲くタイプのもの(多年草)があります。日本では一年草のものが苗、タネともによくでまわっており普及しています。多年草は、最近見かけるようになってきました。ネメシアはイギリスでよく栽培されている草花で、草丈の高いもの、低いものなど様々なものが普及しているそうです。花色はオレンジ、白、赤、ピンク、青などがあり、一年草のものより多年草のもののほうが丈夫で寒さにも強く育てやすいです。 |
置き場所 | 日当たりを好みますので良く日に当てて風通しのよいところで育てます。日照不足になると茎がひょろひょろにバランス悪く伸びてしまい倒れやすくなってしまいます。特にネメシアは徒長しやすい植物なので、日光に充分当ててがっしりとした丈夫な苗に育てます。 一年草のタイプのものは寒風や霜に弱いので霜の当たらない軒下やベランダの日当りに置くようにします。極端に寒くなるようなら室内の窓際に置いて管理します。多年草のものは凍らせなければ大丈夫です。花が雨に当たるとすぐに傷んで落ちてしまいますので開花中は雨の当たらない場所に置きます。 |
水やり |
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。 |
肥 料 |
肥料は植え付ける際に土にゆっくりと効くタイプの粒状の肥料を混ぜ込みます。その後は薄めの液体肥料を2週間に1回程度与えます。あまり肥料を与えすぎると葉が茂りすぎて花が咲く頃にはバランスが悪く乱れた姿になってしまいますので気をつけましょう。 |
刈り込みと植え替え |
花が満開になりピークが過ぎた頃に上部の3分の1くらいを刈り込んで切り戻すと横からまた花芽が伸びてきて花を付けます。 一年性のものは花が咲いた後に枯れてしまうので植え替えの必要はありません。多年性のものは鉢の中が根でいっぱいになったら一回り大きい鉢に植え替えます。適期は3月から4月です。 |
苗からの育て方 | 一年性のものはタネまき、多年性のものは挿し芽で殖やすことができます。 タネまきは9月から10月に行います。鉢や箱に土を入れてタネをばらまきし、ごく薄く土をかけます。水は鉢の底に受け皿を敷いてそこに水をため、底穴から吸水させます。本葉が3枚くらいでてきたら根を切らないように一本ずつ掘り上げてさらに大きな箱などに移植していきます。さらに大きくなって本葉が10枚くらいになったら黒いビニールポットに1本ずつ植えて、その状態で冬越しします。植え付けるのは4月に入ってからがよいでしょう。鉢植えに仕立てる場合は直径15cmの大きさの鉢に一株が目安です 挿し芽は5月か9月に行います。アブラムシなどの付いていない元気な枝を切り取って湿らした赤玉土などに挿します。根がでるまで明るい日陰で管理します。 |