特 徴 | 清楚な花が好まれる鉢花です。一重咲きの白花が馴染み深いです。黄、桃色、八重咲きもあり、最近豊富な品種があります。多くの花は4〜5月頃に咲きます。しかし、四季咲き性の性質を持っているので、夏は高温、冬は低温のために減りますが、いつまでも開花します。 |
購入時の株の選び方 |
病害虫の被害がないもので、茎が伸びすぎず、茎や葉が丈夫なもの、花数、枝数の多いものを選びます。 |
置き場所 |
花壇で楽しむ場合は、日当たりがよく、砂質で水はけのよい場所を選びます。強い霜の降りる心配のなくなる3月が定植の適期で、この頃になると苗や鉢植えが多く出回ります。開花は6月下旬まで連続させることができますが、茎葉も元気に茂ります。花壇などに植える場所は、株間を20cm以上確保する必要があります。 鉢植えは、日当たりのよい場所に置きます。霜の降りないところでは露地でも越冬しますが、冬は明るい室内に置きます。 |
水やり |
やや乾き気味の方が、生育が良好です。与えすぎると、枯葉を増やす原因になります。5月以降は気温が上昇し、株も生長するので、1日に吸収する水の量も多くなります。特に容積の小さいプランターでは、乾燥させすぎないよう注意します。過湿にすれば根腐れするので気を付けます。 |
肥 料 |
10月まで旺盛に生育するため、植えるときは緩効性肥料を施します。1u当たり150gが適量です。窒素分が多すぎると、花つきが悪くなり、株も軟弱に育ちます。 液肥なら規定倍率に薄めた液肥を月1〜2回与えます。 |
刈り込みと植え替え |
9月には思い切って伸び過ぎた部分を刈り込んで翌年の開花に備えます。植替えは9月の刈り込み時又は花の盛期が過ぎた5〜6月頃に行います。古土を少しふるい落とし、一回り大きな鉢に植え替えます。排水のよい用土を用います。 |
苗からの育て方 |
日当たりのよい戸外で管理します。ただし、冬はビニールハウスか明るい室内で管理します。ふやすのは挿し木で、適期は9〜10月ですが、大株にするには5〜6月に挿します。脇芽の先端を5〜6cmで切り、先端の葉を3枚程度残して下葉を落として、2時間水揚げを行った後、深さ2cm程度に挿します。十分に水を与えた後、半日陰に置けば10日ほどで発根します。 挿し木後15〜20日後に4号鉢に鉢上し、伸び始めれば摘心し脇芽を出させます。摘心は秋挿しでは1回だけにしますが、春挿しの場合は秋まで数回行います。肥料は規定倍率に薄めた液肥を月1〜2回与えます。 |