クリスマスローズ
特 徴  現在クリスマスローズとして出回っているのは、レンテンローズで、本来のクリスマスローズは白花で、開花は12月からと早いのですが,夏の暑さに弱く,栽培が困難です。レンテンローズは赤,,,,複色系など多彩で、開花はやや遅いものの性質が強健です。キリスト教のレント(イースターまでの40日間)のころに咲くのでこの名前があります。花のように見えるのは萼で、本当の花弁は退化して蜜腺状になっています。
購入時の株の選び方  花蕾がたくさん着いて、よくしまった生育をしている株を選びます。
置き場所

 夏の高温と乾燥を嫌います。植付けは東向きの落葉樹の下のような場所がいいでしょう。多年草なので、植付け時の土壌改良が大切です。腐葉土などの有機用土を3割混ぜます。水はけが悪い場合は、日向土などを混ぜて改良します。緩効性肥料を元肥として1u当たり300g施しておくといいでしょう。

 鉢植えの場合、冬季は、南向きの軒下などで霜を避けると花の傷みが少なくてすみます。夏季は、高温乾燥になる南向きのベランダなどは避け、明るい北向きの場所へ移動させた方が安全です。日陰を好むというよりは、むしろよく日陰に耐えるといった感じかもしれません。(10月から5月の生育期にはよく日に当てた方が成績がよい。)

水やり  乾燥が続いた時以外は,特に必要ありません。鉢植えの場合は,乾燥させすぎないよう注意します。特に秋から春の生育期には、葉の様子を見て、しおれ始める前に与えます。また、夏の間は、夕方涼しくなってから与えます。
肥 料  104月の生長期に月1回、有機質の固形肥料を、庭植えは株元に1個、鉢植えは5号鉢に1個の割合で置肥にします。液体肥料1000倍液を水やり代わりに施してもいいでしょう。活動停止期の夏場(7月〜8月)の施肥は厳禁です。
植え替え  植付け適期は9月〜3月(厳寒期と真夏は避ける。)用土は赤玉土6、有機質用土4にパーライトを少し混ぜる。
苗からの育て方

 直射の当たらない戸外で管理します。夏は木漏れ日程度の光で、通風のよい環境が好適です。

繁殖は株分けか種まきです。株分けの適期は10月頃ですが,丁寧に堀上げ、最低でも2〜3芽はつけて分割します。

 種まきは5月に採りまきをしますが,発芽までに1年かかります。素焼き鉢に種をまき、その鉢を日陰の場所に鉢の3分の2くらいを埋めます。春まで芽が出ないので,水やりを忘れないように気をつけます。 開花まで3〜4年かかります。

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