特 徴 |
スギに似た葉を持つものが本来の姿ですが、針状の葉を欠いたカイズカイブキのような葉の個体もあります。いずれも若木は自然にロウソクの炎のような形に育ちます。また、刈込に強く、スタンダード仕立てにされるほか、さまざまな形に形に仕立てられたものも出まわります。 |
置き場所 |
日当たりのよい戸外に置きます。室内なら冷暖房の風が当たらない明るい場所に置きます。耐寒性は十分にあり、露地植えも可能ですが、根張りが弱いため、強風で倒れたり姿が乱れたりします。風の当たらない場所で、支柱を添えます。 |
水やり | 水切れや乾燥に弱いので、土の表面が乾いたころにたっぷりと与えます。また、冷暖房の風を当てると新梢が乾燥で傷みますから、特に注意が必要です。 |
肥 料 | 肥料を好みますが、チッソ肥料が効いてしまうと色が出なくなります。秋はやや肥料の効きが少ないほど色がきれいに出ます。肥料は生長前の2月、生長中の5月、疲れて色の落ちる10月に与えるといいでしょう。 |
刈り込みと植え替え | 剪定は手で行い、ハサミを使ってはいけないといわれています。7、8月の暑い時期を除いた生育期間なら大丈夫ですが、切り口は茶色になります。植え替えは芽が動き出す直前の3〜4月です。 |
苗からの育て方 |
一般的な土なら育ちますが、粘質がかった砂壌土(黒く砂が混ざった土)で作ると締まったよい物になります。黒土で作ると枝がバサつきます。ただし、黄色の色の出具合は、土壌や肥料、乾湿の差で違ってきます。 黄色の品種を極度の乾燥にあわせると日焼けを起こします。最初黄色の部分が白っぽくなり、そこが焼けてきます。とくに、西日が強く当たるところは、その傾向が強いものです。日焼けを防ぐために、十分な潅水をします。ただし、黄色の品種は、太陽に十分当てないと黄色の色が出ないという矛盾があります。 室内で育てると、黄色の品種は色がきれいに出ません。生育のとまっている期間であれば、数ヶ月室内でも問題ありませんが、時々日に当てるようにします。天気のよい日に急に直射日光に当てると日焼けを起こすことがありますので注意します。 |