ギョリュウバイ
特 徴  オセアニア原産の常緑低木で、ニュージーランドの国花です。ウメに似た小花を多数咲かせた姿には、可憐な美しさがあります。いくつかの系統がありますが、大別して高性の秋咲き系とわい性の春咲き系とがあり、鉢植えに向くのは春咲き系です。耐寒性は強いのですが、乾燥と高温にやや弱いので、夏の管理が大切です。
購入時の株の選び方  草姿がよく、内部まで元気な葉がついて花数の多い株を選びます。
置き場所  日照と冷涼な気候を好むので、基本的には日当たりのよい戸外に置きます。鑑賞時や冬は明るい窓辺に、夏はやや半日陰の涼しい場所に置きます。耐寒性はかなり強い方なので室内なら問題ありません。
水やり  表土が乾いたら十分に与えます。乾燥には弱いので特に夏の水やりに注意します。
肥 料  春と夏の前に(4月と7月)緩効性肥料を置肥します。
刈り込みと植え替え

 植え替えの適期は、4〜5月で、毎年行います。古土を1/3ほど落とし、1回り大きな鉢に植え付けます。用土は赤玉土とピートモスの等量混合土です。この時に株の上部を1/3程度刈り込みます。樹高を低くしたい場合はさらに強く刈り込みます。その後、枝が5pほど伸びれば先端を摘み、この作業を繰り返して、伸び過ぎを抑え、枝数を殖やしますが9月上旬には打ち切ります。

苗からの育て方  ふやすのは挿し木ですが、種子まきもできます。挿し木の適期は6月ごろです。枝の先端部5〜8pで切り、下葉を少し落として、鹿沼土またはパーライトに挿します。乾かさないようにして日陰で管理し、9月中旬に3号ポットに移植します。用土は赤玉土とピートモスの等量混合土です。冬を越して翌年の3月に摘心し、以後は開花後株と同じように摘心を繰り返して姿を整えます。4〜5月に4〜5号鉢に鉢上げします。

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