カルセオラリア
特 徴  袋状の花形がユニークですが、巾着に似ているのでキンチャクソウの和名がつけられています。中南米原産の数種から作られた園芸種で、秋まき1年草として扱います。春の鉢花ですが、露地では栽培できない温室性の植物です。桜が咲き始めたら、ベランダや戸外に出してもよいでしょう。
購入時の株の選び方  葉色がよく、しまった生育をして、花蕾数の多い株を選びます。
置き場所  日当たりのよい窓辺かフレームなどに置きます。かなりの低温に耐えますが、5℃以上なければ生育が遅れます。種子まきと移植直後は半日陰に置きます。
水やり

 鉢植えは、土壌水分が少なくなるとすぐにしおれますので、鉢土の表面が白くなればたっぷり与えます。花の中に水が入ると傷むので注意します。株が大きくなったり、暖かくなってくると乾きやすくなるので、水を好む植物ですから回数も多く与えます。

肥 料  移植後から規定倍率に薄めた液肥を月2〜3回与えます。開花株にも1〜2回程度与えると花を長く楽しめます。ただし、濃い肥料には弱いので注意します。
植え替え  1年草ですから開花株を植え替えする必要はありません。
苗からの育て方  ふやすのは種子まきで、適期は9月です。種子は微細ですから、ピートモスあるいはバーミキュライト単用の用土に薄くまき、覆土はしません。乾かないように管理して、半日陰の場所に置けば7〜10日後には発芽しますが、本葉が5〜6枚になったら2号ポットに移植します。根はあまり多くでないのでていねいに植えます。用土は赤玉土5、有機質用土3、パーライト2の混合土です。さらに、根が回る約1ヶ月後には同じ用土で4号鉢に植え替えます。その後順調に育てばさらに5号鉢に鉢上げします。

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