特 徴 | 開花中の株は次々と花芽を付け開花しますが、一つ一つの花の寿命は開いてから4日〜1週間くらいで萎んでいきますので、早めに花首から切り落として掃除した方が、次の花に栄養が行き届いて綺麗な状態をより長く楽しんでいただけます。 4月頃から売られている開花中の株は、冬の間も加温しているので開花が早くなっていますが、戸外で越冬した場合通常は気温の上昇と共に5月頃より枝を伸ばし始め気温が開花温度に達する6〜7月ごろから花を付け始めます。早く開花させたい方は、戸外で越冬させずに室内で葉を落とさないように管理するか、冬〜春にかけてビニールなどで株を覆い開花温度に早く近づける事で咲かせる事が可能です。 |
置き場所 |
地域にもよりますが、5月上旬頃から徐々に戸外に出して育てるようにして下さい。日光を好みますので、日当たりの良い所に置きます。関東地方以西の暖地なら、早めに南向きの暖かい場所に植えれば戸外で越冬します。
熱帯や亜熱帯原産の半つる性花木ですが、一般の熱帯花木に比べるとかなり耐寒性が強い植物です。関東以西の温暖な地域では霜よけ程度で戸外で冬越しできます。(寒さにあたると落葉しますが木が枯れることは少ない)寒さの厳しい地域は地表をわら等で覆うか、株元に盛り土をする事も効果的です。 |
水やり | 土の表面が乾き始めたら、鉢底から水がしみだす位たっぷりと与えてください。極度の乾燥は葉をいためたり、開花している場合花の寿命を縮める事になります。真夏の乾きやすい時期には、朝夕2回水を与える位でも結構です。冬の間の水やりは、鉢が凍るのを防ぐため天気の良い午前中に済ませましょう。 真夏の間は環境によっては水を与えても葉が萎れたまま戻らない場合がありますが、この場合は気温が高すぎて、鉢全体が熱くなって根が正常な活動が出来ていない 場合や、根詰まりをおこしている場合があります。涼しいところに植え替えを行うか、鉢ごと半日陰へ移動させます。 |
肥 料 | 新しく伸びた枝に花を付けます。肥料が切れすぎると枝が伸びず花付きが悪くなるので、生育中は月1回、 1)緩効性肥料を置き肥します。冬は新芽が伸びて生育している場合には液体肥料を規定倍率で与えます。 2)肥料の効き方が、ゆるやかで長期間持続性のあるもの。 |
刈り込みと植え替え |
5月〜7月が植え替えの適期です。根詰まりした株は鉢土を1/3程度落として植替え、枝も1/2程度間引きます。 剪定した切り枝は、今年延びた緑枝なら挿し木が可能です。先端の一番柔らかい所と木質化した所を避け、2〜3節づつくらいに切って赤玉土・鹿沼土・バーミキュライトなどに挿します。市販の発根剤等を用いるとより活着率がよくなります。 |
病害虫 | 病害虫はアブラムシ・アオムシ・ヨトウムシなどに注意してください。これらは発見しやすく、少量なら捕殺する事が可能ですが、このほかに高温時には、ハダニ類とスリップス類が付く事があります。これらはプルンバーゴに限らず殆どの植物につきますし、大変小さいために発見が遅れることがありますので、葉の色が急に悪くなったり、葉の形の異常に気が付いた時は早めに葉の裏側などもよく見て市販の殺虫剤で対応してください。 注)古葉の裏に白い粉状の物が付きますが、これは植物の性質上の物で病気や消毒ではありません。 |