特 徴 | 熱帯アメリカ、南太平洋の島やニュージーランド原産の夏の鉢花です。花は下垂して咲き、がくは基部が筒状で先端が4つに分かれて着色し、花弁のように見えます。花弁は筒状で、がくの色とは必ずしも同じではなく、がくは赤でも花弁は赤紫や白などの2色の花に見えるものもあります。一見したところ草花のようですが、実は落葉花木なのです。品種は豊富で、つり鉢に向くものもあります。 |
購入時の株の選び方 |
蕾をたくさんついている丈夫な株を選びます。落蕾しやすい種類なので、下に蕾がたくさん落ちている株はさけます。 |
置き場所 | 日当たりを好みますが、高温多湿を嫌うので、夏は半日陰の風通しのよい場所で管理します。日照不足は蕾が落ちてしまいますので注意します。4〜10月の間は戸外が適していますが、鑑賞時には室内の窓際に置きます。10℃以下になる10月には室内に入れます。越冬温度は5℃以上です。 |
水やり |
春から初夏は土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。夏は過湿に弱いので水やりを控え根腐れに注意します。秋になり生育が活発になれば、再びたっぷりと与えますが、気温の低下とともに控えます。 |
肥 料 | 4〜6月の間は規定倍率に薄めた液肥を月2〜3回、または緩効性肥料を月1回与えます。ただし、夏はやや控えめにします。 |
刈り込みと植え替え |
前年からの株は4〜5月に一回り大きな鉢に植え替えます。用土は赤玉土4、有機質用土4、パーライト2の混合土です。この時に枝を刈り込んで姿を整えておきます。 |
苗からの育て方 |
挿し木でふやします。適期は4〜5月ごろです。茎頂部は展開した葉を2〜4枚つけ、茎の部分は葉2枚ずつで切って挿し穂にします。バーミキュライトかパーライト単用の用土に挿します。たっぷりと水を与え発根するまでは半日陰で管理します。約15日で発根するので、植え替え時と同じ用土で4号鉢に植えます。伸び始めれば摘心を繰り返して枝を多く出させ姿を整えます。摘心をやめてから夏なら約1ヶ月で開花します。 |