特 徴 | ブラジル、パラグアイ原産で、フィロデンドロン中一番耐寒力が強い。茎は実生3年くらいでないと出ないが、よく生育すれば1m近くにもなる。 |
購入時の株の選び方 | 葉や茎が伸び過ぎず、しまった生育をして、葉数の多い株を選びます。 |
置き場所 |
最低0度でも越冬するほどの耐寒力はあるが、小苗のうちはやや高温の方が早く生育します。夏は戸外の半日陰に置くのが最適です。夏の直射日光に当てると葉の色が薄くなりますが、秋には葉色が戻ってきます。ただし、日に当てるのは午前中だけで、午後は明るい日陰におきます。(西日は絶対禁物です。)冬は日当たりのよい室内か、フレ−ムなどに置きます。 性質は強く耐陰性が強いので、一年中室内で飾れますが、本来は半日陰程度の環境を好みます。光が不足し過ぎると葉柄がだらしなく垂れ下がります。しかし、夏の直射光に当てると日焼けすることがあります。 |
水やり | 鉢土の表面が乾けばたっぷり与えます。春から秋までの生育期は乾かし過ぎないように水やりをします。生育期は過湿にしても根腐れする心配はありません。4月から9月の生長期には土の表面が乾いたら与えて下さい。特に夏期には充分与えて下さい。秋から冬にかけては順次水やりをひかえめにしていって下さい。空気が乾燥すると葉が枯れ込み、ハダニが発生しやくなるので、葉水は特に重要です。冬は水を控えめにしますが、保湿のためにときどき葉に霧水を与えます。 |
肥 料 | 春から秋の生育期に緩効性の肥料を与えるとともに液肥の1000倍液を月に2回与えます。大きな株は肥料を控えめにします。 |
植え替え |
5〜6月が植え替えの適期です。株が大きくなったら一回り大きな鉢に植え替えます。2年に1回が目安です。 用土は有機質を含んだ排水のよい土がよく、赤玉土4、ピ−トモス4、パ−ライト2の混合土などにします。 |
苗からの育て方 | 繁殖は種まきです。大株でなければ開花しないので、種が取れません。ミニ観葉でも出ていますので、苗から育てるのがよいでしょう。 |