中南米原産のつり鉢向きのつる性常緑多年草です。垂れ下がった細い茎に小さな花が覆うように咲いた時は、その名のとおり白いベールを思わせる姿になります。

　葉は小さく密生し、表面は緑、裏面は暗紫色です。花のないときは観葉植物として目を楽しませてくれます。開花は周年ですが、５〜７月ごろが最も多い時期になります。

　日照不足では花が咲かないので、日当たりのよい場所で管理するのが基本です。凍らなければ枯れませんが、生育適温は２０〜２５℃ですが、耐寒性は比較的強く５℃以上あれば十分に越冬できますので、冬は室内の窓際に置きます。夏にはやや暑過ぎるので涼しい場所に置きます。

　水は多く必要で、乾かすと下葉が枯れ込み、花つきは悪くなります。過湿にすると、高温時に株元が蒸れて落葉することがあります。空中湿度は高い状態を好むので､葉水をこまめに与えます｡水やりは春から秋はたっぷり与え、冬は少し減らします。

　規定倍率に薄めた液肥を4月〜9月に月１〜２回程度与えますが、肥料が多いと花付きが悪くなります。