特 徴 |
花はシャクヤクによく似ています。ボタンは低木で、横張りの形になります。これに対してシャクヤクは耐寒性の多年草で、枝分かれせずに茎がまっすぐに立ちます。 |
購入時の株の選び方 | 太い根と芽があるものを選びます。鉢植えの場合は、太い花芽が3個以上あるものを選びます。 |
置き場所 |
庭植えの場合、日当たりと水はけがよく、風通しのよい場所に植えます。直径と深さ40cmほどの植え穴を掘り、堆肥や腐葉土をバケツ1杯、化成肥料1握りを元肥として施し、よく土と混ぜます。その上に掘った土を埋め戻し、地表から15cmほど盛り上げ、そこに頭3cmほど土がかぶるように苗を植えます。 鉢植えの場合、戸外の日当りと風通しのよい場所に置きます。寒さの厳しい地域では、鉢ごと土に埋め、わらなどを株元に敷きます。花を鑑賞するために室内に置きます。花が終わったら、再びもとの場所に戻し管理します。毎年10〜11月に、土を入れ替え、一回り大きな鉢に植え替えます。 |
水やり | 庭植えの場合、春以降根元が乾いた時に与えます。鉢植えは、用土が乾いたら鉢底から、水が流れるくらいたっぷり与えます。 |
肥 料 | 庭植えの場合、追肥として花ごと秋に、少しずつ分けて施します。根が地表近くに張っているため、緩効性肥料を株元に施します。(油粕を1株当り3〜5握りくらい、株の周囲半径20cmくらいのところに10pくらいの溝を掘って入れ、その上に軽く土をのせる)夏の高温期と冬は不要です。鉢植えは、花後半月後から鉢土の表面に緩効性肥料を施します。 |
刈り込みと植え替え |
花がすんだら花首から切り取って、実がなるのを防ぎます。8月下旬には葉の付け根の部分と花芽から先端の茎を切り取ります。先端に近い1−2芽か1番上の芽を伸ばせば早く高い樹形になりますが、幹が細くなるという欠点があります。多少の高さをセーブしても、がっしりした樹形をつくるには、先端に近い芽を6月頃摘芽して、その下の芽を伸ばします。この時、次の年に延びた時の姿を考えて伸ばす芽の位置を決めます。 秋口、葉が黄ばんできますので、葉を全部摘み取ります。この後、細い枝や内側に伸びた枝を、基部から切り落とします。さらに、残した枝も、下から2〜3節まで切りつめます。翌春、残した枝の芽が伸びて花をつけます。 |