特 徴 |
テイカカズラ(定家葛)という名前は、「藤原定家」の化身したという由来より名前がついたそうです。「古事記」にもテイカカズラの事は記載されているくらいで、古来より親しまれてきた植物です。葉っぱに斑入りが入るものは、ハツユキカズラ(初雪葛)と呼ばれています。日なたや半日陰な場所で育てます。 |
購入時の株の選び方 |
葉の色つやがよく、よくつまって間延びしていない病気や害虫のないものを選びます。 |
置き場所 |
日なたか半日陰の場所に植えるか置いて下さい。日陰ではほとんど発色しません。日光が当たった方がよく発色しますが、真夏の直射日光では葉やけする危険性があります。植えるときは注意が必要です。年中外で楽しむことの出来る植物です。最低気温は−8℃、最高気温は37℃の環境でも耐えた記録があるそうです。生育適温は10℃〜25℃くらいが好ましいようです。冬場の室内等乾燥状態が続くと、ダニが発生しやすくなります。出来れば霧吹き等でなるべく湿度を上げる必要があります。 |
水やり |
土が乾いたら水は十分に与えてください。極度の乾燥状態では発色が抑制される傾向にあるようです。水はたっぷりと、湿度も十分ある状態にして下さい。ハツユキカズラの根はとても丈夫なので、ちょっと湿りすぎと思っても大丈夫です。ただ、水切れには注意が必要です。 |
肥 料 | 肥料が少ない状態では発色が悪いようです。十分与えてください。市販の化成肥料で 構いません。根も丈夫なので、多すぎても枯れることはあまりないのですが、ほどほどにして下さい。 |
刈り込みと植え替え |
ハツユキカズラの枝はとても長く伸びます。伸びすぎてきたと感じた時は刈り込みます。かなり深く刈り込んでも大丈夫です。ただ深すぎると株のボリュームが損なわれますので、ほどほどにします。切る位置は、茎の部分であればどこでも構いません。株分けは真夏を除いた春から秋に行ないます。 |
苗からの育て方 |
ポット苗はすぐに植えることができます。植え替える時の土は特に選びませんが、あまり安い土はやめましょう。少し深めに植えても大丈夫です。挿し木での活着率がとてもよい植物です。一般的には5月中旬〜9月中旬が管理が楽で、特に5月中旬〜7月中旬がベストタイミングでしょう。 伸びた茎(かなり短くしても大丈夫)を4〜5cmに切り、30分ほど水を吸わせてから挿し木床に上下を確認して挿していきます。水切れをさせない限りよく活着してくれます。 |