特 徴 | 原産は中国で、日本には古い時代に薬用として渡来しました。花によい香りがあり、丈夫な花木です。 |
購入株の選び方 | 接木部分がしっかりしていて、品種名がついているものを選びます。病気や害虫のついていないもので、根の傷んでいないものを選んでください。 |
置き場所 | 日当りと水はけのよい場所に植えると毎年満開の花が楽しめます。暑さ寒さに強いので特に問題はありません。開花中の鉢植えは室内に置けますが、花が終わったら戸外において管理します。 |
水やり | 庭植えの場合は、よほど乾燥したとき以外は必要ありません。鉢植えの場合は、冬の休眠期には鉢土の表面が乾けば与えます。7月の花芽分化期には新芽の枝先がうつむき加減になるくらいまで水やりを控えます。 |
肥 料 | 花後の4月、夏の8月と寒中の1〜2月に、庭植えの場合は、1本当たり油かすで50g、大粒の化成肥料なら30粒を与えます。鉢植えの場合は、6号鉢当たり油粕なら10g、大粒の化成肥料なら5〜6粒を、置き肥します。 |
刈り込み | 花が咲き終わった直後に剪定します。ウメの花が咲き終わる3月下旬〜4月上旬にかけてが剪定の適期になります。前年の枝の基部に2〜3芽を残して短く枝を切りちぢめます。ウメは萌芽が不規則です。確実に芽を残すためには、新芽が1cmほどの長さに伸びるのを待って剪定します。新芽は落ちやすいので注意して作業します。 |
苗からの育て方 | 1〜2月、ウメの実生2年生台木に切り接ぎをしてふやすのが一般的な方法です。庭植えの木の前年伸びた枝を短く切って、それに切り接ぎをすることも可能です。難しいですが、挿し木もできます。梅雨期にその年伸びた枝の先端を切り、切り口を発根促進剤で処理して土に挿すと、低率ですが発根させることができます。 |