オキザリス
特 徴  オキザリスは、庭の厄介者のカタバミの仲間ですが、園芸種は種類がたくさんあって、いずれも個性があってとても美しい花が咲きます。花色も、白、黄、橙、ピンク、濃桃色と多彩です。いずれも、コンパクトな草姿で鉢やプランターで育てるのに向いていますが、庭植えできる品種も多くあります。日陰になったり、曇りの日は花を閉じる性質があります。花色は、白、黄、ピンク、赤などがあります。 
置き場所  非常に丈夫な草花ですのでほとんど手間がかかりませんが、日当たりのよい場所に植えることが重要です。耐寒性もあり、暖地では露地で冬を越します。それ以外のところでは、軽く霜よけをする程度で十分ですが、寒さに弱い品種もあるので注意します。強い霜に当てたり、凍らすと枯れるので、冬は陽だまりのベランダや軒下で陽を当てないと花は開花しません。(陽を当てることが絶対条件です。)一度凍らせるとお花が疲れたように元気が無くなります。回復するまで日数がかかります。(強い霜には気をつけて下さい)
水やり

 オキザリスは、一般に多湿を嫌いますので、鉢植えの場合水のやりすぎには注意します。植え付けてから芽が出るまでは土の表面が乾いたら水を与えますが、芽が出て生長してきたら土の表面が乾いてから1、2日待ってから水を与えるようにします。休眠しているときは水やりの回数を減らして乾かしぎみに管理します。

 開花してからの水やりは花びらの中に水が入り、水の重さで茎がたれ、元に戻るのに時間がかかるので、開花前に与えます。5月ころから葉が枯れてきたら水やりせずに断水し休眠させます。

肥 料   肥料はあまり必要としません。逆に肥料を効かせ過ぎると葉が茂って花つきが悪くなるので注意します。植え付ける際にゆっくりと効くタイプの粒状の肥料を土に混ぜ込みます。その後追肥として発芽してから開花まで液体肥料を10日に1回程度与えます。
植え替え

  5月頃になると葉が枯れてくるので、水を切って乾かし、そのまま秋まで置くか、球根を掘り上げ、紙袋かネットなどに入れて、植えつけまで風通しの良いところで保管する。(ビニール袋での保管は絶対禁物!)

秋〜冬に咲く品種は夏前に葉が枯れて休眠に入ります。6月頃に球根を掘り上げて風通しのよい日陰で保存し、9月頃に植え付けます。そのほかの時期に咲く品種は、地植えのものは花後も掘り上げる必要はありません。また、鉢植えの場合、花の終わった後葉が枯れても掘り上げず、水を切って夏まで保存しておきます。

 やや酸性の乾燥気味の土を好みます。鉢植えにする場合は赤玉土6:有機質用土4の割合で混ぜた土を使用します。

 ふやし方は、地植えにしている場合土の中で自然に球根が増えていくのでなにもする必要はありません。鉢植えの場合はきゅうくつになるので6月頃に掘り上げて増えて球根を他の場所に植えます。

苗からの育て方

植え付けは8月から9月に行うのが一般的ですが、夏咲きの品種は3月に植え付けます。庭植えにする場合は深さ2cm球根と球根の間隔を15cmはなして植え付けていきます。鉢植えにする場合は水はけを良くするために全体の4分の1の高さまで中〜大粒の軽石を入れてその上から用土を入れます。深さは1cmくらい、直径15cmの大きさの鉢に3球くらいが目安です。また、園芸店では、鉢に植わったものが秋に売られています。

 球根の中には、上下の見分けがつきにくいものもありますが、どちらを上向きに植えても芽が出てくるので心配はいりません。

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