オーブリエチア
特 徴  アブラナ科の多年草で草丈は5から10cmと低く茎は横にはうように広がって伸びていきますので、春の満開時期にはカーペット状に一面びっしりと花がつきます。原産地では、石灰岩の割れ目から生えてきたりするそうです。水はけのよい土地を好むためにロックガーデンなどに適しよく利用されます。花色は、紫、ピンク、白などで、一重咲きや八重咲きがあります。乾燥に強く、性質は強健で育てやすい植物です。暖地の場合は夏越しが難しいので一年草扱いされています。 
置き場所  日当たりがよいほうが育ちがよいので真夏以外はじゅうぶんに直射日光に当てて丈夫な株にします。暑さには弱いため、真夏は遮光をおこない、熱がたまらないようにしてできるだけ涼しく、気温が上昇しないような工夫をしましょう。
 耐寒性はありますが、霜に当たると葉先が傷んでしまうために簡単な霜よけをおこなうとよいでしょう。
水やり  土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。過湿にすると根ぐされをおこしてしまいますので水が土にたまらないように注意しましょう。
肥 料  肥料は周年、月一回の間隔で置き肥を与えます。置き肥は固形の油かすの粒やベランダなどで虫が寄りつくのが嫌な場合は錠剤の置き肥がありますので、それを利用しましょう。錠剤のタイプはゆっくりと溶けていってなくなってしまった頃に新しい錠剤を与えます。置き肥は毎回同じ場所におくのではなく、与えるたびに置く場所を少しずつずらしていくと年間を通してまんべんなく肥料の効果が行き渡ります。
刈り込みと植え替え

 枝数を増やすために定植したあと芽先を摘んでワキ芽を伸ばし、コンパクトな草姿にまとめましょう。

暑さと多湿に弱いので梅雨頃に枯れてしまうことが多い植物です。一年草と割り切って扱うのなら植え替えの必要はありませんが、毎年大事に多年草として扱うのなら2年に1回程度春に植え替えをおこないます。

苗からの育て方

 タネまきで育てられます。タネまきは5月、10月が適期で、発芽適温は20度前後。冬までに丈夫な苗を作る為に早蒔きがお勧めですが、暑さが苦手なのでなるべく涼しい環境を作ってあげるようにします。種子はとても細かいのでピートバンか、箱まきにします。覆土は種が見え隠れする程度。4・5日で発芽してくるので徐々に日光に慣らすようにします。本葉4・5枚の頃にポットあげします。冬の間はポットでフレームに入れるなどして霜に当てないように注意し、3月ごろ暖かくなったら定植するといいでしょう。品種によってはさし芽もできます。適期は10月で赤玉土とバーミキュライトの混合土にさし、3から4週間後に鉢などに移植しましょう。

 用土は、水はけがよい土が理想的です。赤玉土(小粒)6:有機質用土3:パーライト1の割合の混合土でよいでしょう。

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