特 徴 | 細長い葉が茂り、夏でも長い花茎を伸ばして次々と青紫か紺青色の星のような花を咲かせます。満開時は株が埋まるくらいたくさんの花を付け、こんもりと茂った草姿になり、非常に愛らしいです。花の色は紫色のものが多いですが白やピンクの花を咲かせるものもあります。本来は多年草ですが、2年目から花着きが悪くなるので、春まき一年草として扱います。汁液でかぶれることがあるので取り扱いに注意します。 |
置き場所 |
日当たりのよい場所で良く育ちます。しかし、高温多湿に弱く梅雨の長雨にあたると花が傷んだり、株が弱ることがありますので、梅雨時期は雨の当たらない場所に移動させます。また、暑さでも株が弱ることがありますので真夏は直射日光の当たらない風通しのよい半日陰の場所で育てます。それ以外、春と秋はよく日に当てましょう。寒さに弱く、冬越しには5℃以上の気温が必要です。平地ではベランダの陽だまりなどで冬越しできますが、最低温度が5℃を切るような場合は室内に取り込み、日の当たる明るい場所で管理しましょう。 |
水やり | やや乾燥気味の土壌を好み多湿を嫌います。水は土の表面が乾いてから与えるようにしましょう。水やりの際、花に水がかかると傷んでしまいますので、株元にそっと注ぐように水を与えます。冬は乾かし気味に、土の表面が乾いて数日置いてから水を与えます。水が多いと株が弱ったり、茎が間延びしてしまいます。 |
肥 料 | 肥料はさほどたくさん必要ありません。肥料が多いと葉ばかり茂って花が咲かなかったり、茎が間延びしてだらしなくなります。生育期間中は花が次々と咲くので、株が消耗した養分を補う程度の肥料を与えます。生育期間中1ヶ月に1〜2回液体肥料を与える程度で充分です。冬は必要ありません。 |
刈り込み |
冬越しに成功した株は、4〜5月に一回り大きな鉢に植えかます。ただし、2年目以降は花付きが悪くなります。苗を購入して育てる場合、4〜5月に鉢や花壇に植え付けます。一年草と割り切って育てる場合は一度植え付けると植え替えの必要はありません。用土は水はけが良く、肥沃な土が適しています。赤玉土(小粒)6:有機質用土4の割合で混ぜた土を用います。 |
苗からの育て方 |
タネまき、挿し芽でふやすことができます。タネまきの適期は3月下旬から4月、発芽適温は15℃前後です。発芽してから本葉が出て、ある程度の大きさになるまでの初期生長が緩やかなので、その間は水切れをさせないように気を付けましょう。本葉が2〜3枚出た頃にひとつずつビニールポットなどに植え替えて苗づくりをし、ある程度の大きさになったら花壇や鉢に植え付けます。 挿し芽は6月か9月が適期です。新芽の先端を7〜8cmの長さに切って湿らせた赤玉土などに挿します。切り戻し作業の際に出た枝を利用すると無駄がなくてよいでしょう。 |