エリカ
特 徴  エリカは主に南アフリカ及びヨーロッパ原産の常緑低木で、小さな花を鉢いっぱいに咲かせた姿が大変美しく人気があります。
購入時の株の選び方  花数が多く、株の内部まで元気な葉のついた株を選びます。葉色の悪い株や下葉の黄色い株は避けます。
置き場所  日照と冷涼な気候を好むので、基本的には日当たりのよい戸外に置きますが、鑑賞時や冬季は明るい窓辺に、夏はやや半日陰の涼しい場所に置きます。耐寒性はかなり強い方で、室内なら問題ありませんが、クリスマスパレードは10℃必要です。
水やり  表土が乾いたら十分与えます。過湿、乾燥いずれにも弱いので注意が必要です。
肥 料  春と秋に緩効性肥料を置肥します。
刈り込みと植え替え

 植え替えの適期は4〜5月で、毎年行います。古い土を4分の1ほど落とし、一回り大きな鉢に植えます。用土は赤玉土とピートモスの等量混合土です。そして、株の上部を3分の1程度刈り込み、込み過ぎているところの枝をつけ根で切り取り、全体が透けて見える程度に枝を減らします。その後伸びてきた芽は摘心して伸びすぎを抑え、枝数をふやしますが、この作業は6月下旬までで終了します。

苗からの育て方  ふやすのは挿し木です。秋挿しもできますが、剪定時の枝を利用することができるので5〜6月に挿します。枝の先端部を5〜7pで切り、下葉を落として鹿沼土に挿します。発根すれば植え替え用土に鉢上げします。
春から初夏

エリカは梅雨時までが生長期になります。戸外の日光が当たる場所で管理し、たっぷり水を与えます。花が終わったら肥料も施します。肥料も施します。チッソ、リン酸、カリを等量に含む(各8〜10%くらい)速効性の粒状化成肥料を、1ヶ月に1回ぐらい施します。多肥を避けて、なるべく少なめに施します。

冬から春に咲く種類は、花が咲き終ると盛んに新しい枝が伸び始めます。その前に枝をすく程度に剪定しておきましょう。

梅雨時から夏  エリカの仲間は概して梅雨時の過湿や高温多湿に弱いので、雨の当たらない半日陰の場所で管理します。
秋から冬  秋になると再び生長します。たっぷり日光に当て管理します。秋の施肥は春の施肥と異なり、リン酸が多めの液体肥料(N―P―K=5―10―5)を1ヶ月に2回ぐらい施します。冬越しは、寒冷地では室内で冬越しさせる方が安心でしょう。夏咲き種では花後の秋が植え替え適期になります。

エへ戻る

How to growに戻る

トップページに戻る