エキナセアプルプレア
特 徴  キク科の多年草で、暑さ寒さにも強いので育てやすい。ルドベキアに近い花ですが、花弁(舌状花)が下向きに反り返き、花色が紫紅〜白色で黄色がありません。また、花床には堅い橙赤色の鱗片が着き、この鱗片が筒状花より長く、先端が尖って刺状になって目立つのも特徴です。ですから、針山のような蕾がまず現れてから、花が開きます。花が満開になると花びらがだらんと下を向きその様子はバトミントンのシャトルを彷彿とさせるかたちです。花色はピンクっぽい色ですが乳白色の花を咲かせる園芸品種もあります草丈は60100cmくらいになります。
置き場所  日光を好みますので日当たりのいい場所に置いてあげましょう。日陰では上手く育ちません(午前中いっぱい日が当たるけれども午後からは日陰になるような場所なら育つ)。
 冬の寒さにはかなり強い方ですが寒冷地では簡単な防寒をする必要があります。冬期には株元に腐葉土や落ち葉などを厚くかぶせて根が凍らないようにしましょう。それ以外の地域ではなにもせずに冬を越します。
水やり  地植にした場合は植え付けて根付くまでと真夏やそのほか乾燥するとき以外は水を与える必要はありません。
 土の過湿や水はけの悪い場所で育てていると排水不良をおこして株が腐ってしまいますので気を付けましょう。真夏も夕方や早朝の涼しい時間帯に水を与えると高温による蒸れをある程度防ぐことができます。
 鉢植えの場合は土の表面が乾いてから水を与えるようにします。冬も乾いたら水を与えますが、やや乾かし気味に管理した方が耐寒力がアップし、なおかつ根ぐされの心配も少なくなります。
 
梅雨の時期は、雨よけをするなど過湿に注意しましょう。
肥 料  肥料は与えすぎると病気にかかりやすい弱い株になってしまいます。土にあらかじめゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおけばその後はほとんど必要ありません。
 鉢植えの場合は土の中から肥料成分が抜けていくので追肥として5月に液体肥料を1回程度施します。
花後にはお礼肥を与えます。植物自体の生命力を高め丈夫な株に育てるために肥料は最小限にしておきましょう。
植え替え

水はけがよい土なら特に選ばず育ちます。粘土質の土は排水不良をおこすので植え場所として適しません。鉢植えにする場合は赤玉土(小粒)7:有機質用土3の割合で混ぜた土を使用します。草丈が高いので、地植えの方がいいと思いますが、プランター栽培の時は生長に合わせてやや大きめの容器を選んで植替えます。

 庭植えの場合は一度植えてしまうと植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は根づまりをおこしやすいので鉢の底から根が伸びてくるようなら一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの適期は3〜4月です
 数株を植えるときは株の間隔を30cm以上はなして植えるようにします。あまり詰めて植えると混み合いすぎてごちゃごちゃした感じになり風通しも悪くなるので上手く育ちません。

苗からの育て方  株分けとタネまきでふやすことができます。
 株分けは3〜4月が適期です。掘り上げた株を2〜3株に分けます。しかしエキナセアは年を経てもあまり株自体が横に広がらないのでよっぽど大きくなったもの以外は株分けはしてはいけません。株張りが小さいのにさらに細かく分けると枯れてしまうからです。無理な株分けはやめましょう。
 タネまきは3〜4月、9〜10月に行うことができます。一部品種が市販されていますがさほど広くは出回っていません。自家採取でもよく発芽がするので植えている方でふやしたい場合は自分でタネを採りましょう。タネまき用の土にまいて発芽して本葉が2〜3枚になった頃にビニールポットに1株ずつ植え替えてしっかりとした株に育ったら植えつけを行います。早いものは1年以内で開花します。冬に地上部が枯れることがありますが、桜の咲く頃には新しい芽が出てきます。

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