特 徴 | 微細な小花が穂状に咲くユキノシタ科の多年草で、花色は赤、赤紫、桃、白などで淡い色調です。わが国にあるアケボノショウマはこの仲間で、切り花や庭園用に広く使われています。 |
購入時の株の選び方 | 草丈が適度で、しまった生育をしている株を選びます。 |
置き場所 | 適応性の広い植物ですが、半日以上日光の当たる場所に置きます(西日を避けた戸外の直射日光下で、7月上旬〜9月中旬は50%遮光します)。耐寒性は強いので、戸外で越冬できます。 |
水やり | 鉢土の表面が乾けばたっぷり水を与えます。水は欲しがる植物で乾燥は嫌います。冬は落葉期にも乾燥させないようにします。夏に極端に乾燥するような場所であれば腐葉土を株元に敷いて土の中の水分が蒸発しないようにしましょう。 |
肥 料 | 生育期には規定倍率に薄めた液肥を月1〜2回与えます。または3月、5月、10月に、固形肥料の置き肥をします。 |
刈り込みと植え替え |
花後は花の部分のみ切り取ります。植え替えは10〜11月あるいは翌年の3月ごろに行います。一回り大きな鉢に植えます。浅植えを好み、鉢植えは1〜2年、地植えは3〜5年に一度行います。 株分けでふやすことができますが1株に3芽以上付けて切り分けます。あまり細かく分けすぎると花が咲きにくくなります。 冬に地上部が枯れますので、枯れた葉や枝はそのままにしておかずに切り取ってしまいましょう。 |
苗からの育て方 |
たねまきは、3月中旬〜5月下旬か、9月下旬〜10月下旬に行います。 株分けでもふやせます。時期は10〜11月あるいは翌年の3月ごろです。引き裂くように株を分割しますが、あまり細かくしないで、2〜3分割程度にしておけば、翌年も姿のよい開花株が得られます。 冬に寒気に充分当てた方が花は咲きやすいです。 春には新芽にアブラムシがつきやすいので薬剤をまいて駆除しましょう。また、梅雨時期など、多湿時期には葉に黒い斑点のできる黒斑病にかかりやすいので殺菌剤をまいて予防に努めましょう。 |